お墓の知識

墓の各部名称

塔婆立 納骨や年忌法要のときに、卒塔婆を立てます。
外柵 墓所の境界をはっきりさせることができます。
門柱 表札や家紋を彫刻することもあります。
竿石 お墓のもっとも中心となる部位。正面に「〇〇家之墓」などと彫刻されます。
線香・ローソク立 お線香・ローソクを供えるためのものです。
墓誌 戒名や死亡年月日、俗名、享年を刻む石です。亡くなられた順に右から刻まれます。

石材の種類

  • 白清石はくせいせき(中国産)
    白系の石材で適度な硬度とツヤがあり、石目は粗めですが見栄えがする石種です。
  • 青湖石せいこせき(中国産)
    グレー系の石材で、高級感があり、和型。洋型ともによく使われている人気のある石種です。
  • 桜御影石さくらみかげいし(中国産)
    淡いピンク色の石材で、洋型石碑によく使われています。優しい色目から女性に人気の石種です。
  • GBA(インド産)
    透明感ある石目で、硬くて吸水率が低く光沢も長く持ちます。優れた品質の石種です。
  • カーラー(インド産)
    グリーンがかった黒系の色目で、硬くて吸水率が低く光沢も長く持ちます。優れた品質の石種です。
  • インドべに(インド産)
    硬質で吸水率も低く世界で最も鮮やかな赤御影石です。優れた品質の石種です。
  • やさとみかげ(茨城県産)
    淡い青味を帯びた白系御影石です。光沢があり、耐久性のある石種です。茨城の銘石です。
  • 真壁小目石まかべこめいし(茨城県産)
    グレー系の色目で石目も細かく、美しい光沢があります。東日本を代表する銘石です。
  • 天山石てんざんせき(佐賀県産)
    青みがかった深い色目で、非常に硬くて吸水率が低く耐久性の高い石種です。九州を代表する銘石です。

墓石のデザイン

和型

日本人にもっともなじみのあるお墓が和型です。江戸時代中期に建てられ始めたと言われるお墓の形態を受け継いでいます。

  • 8寸角石碑73cm x 73cm
  • 8寸角スリン付石碑/芝台90cm x 90cm
  • 8寸角スリン付石碑/墓誌/芝台90cm x 90cm
  • 8寸角スリン付石碑/墓誌/塔婆立/外柵120cm x 140cm
  • 8寸角スリン付石碑/墓誌/塔婆立/外柵150cm x 180cm

洋型

近年人気が増している洋型のお墓。自由に文字や彫刻をデザインできるため、故人様の想いを表現しやすいのが特徴。背が低くコンパクトで掃除なども楽に行うことができます。
故人様やご家族だけのオリジナルデザインの墓石をオーダーメイドで建てることも可能です。

  • 洋型石碑73cm x 73cm
  • 洋型石碑90cm x 90cm
  • 洋型石碑90cm x 90cm
  • 洋型石碑/墓誌/塔婆立/外柵120cm x 140cm
  • 洋型石碑/墓誌/塔婆立/外柵150cm x 180cm

改葬(墓じまい)のしかた

改葬とは、今あるお墓に納められている遺骨を取り出して、別の墓地や霊園、納骨堂などに移動させることをいいます。
墓じまいは改葬の一部で、今まで使用したお墓を処分することを指し、その後遺骨をどうするかを考えることが必要です。

  1. STEP

    ご親族やお寺様と相談する

    改葬をする際、ご親族やこれまで供養をしてくれたお寺様と事前に相談し、きちんと了承を得るようにしましょう。

  2. STEP

    改葬先を決定し、「受入証明書」をもらう

    改葬を行うには「改葬許可証」が必要です。まずどこに改葬するかを決め、改葬先から「受入証明書」を受け取りましょう。

  3. STEP

    お墓がある自治体で「改葬許可申請書」用紙をもらう

    今お墓がある市区町村の役所で「改葬許可申請書」の用紙を受け取ります(手数料がかかることもあります)。

  4. STEP

    「埋葬証明書」の発行

    改葬先が決まったら、現在のお墓の管理者に感謝の気持ちを伝えるとともに、改葬の申し出をします。承諾されたら管理者の署名捺印が入った「埋葬証明書」を発行していただきます。

  5. STEP

    「改葬許可証」の発行

    「受入証明書」「改葬許可申請書」「埋葬証明書」の3点がそろったら、今のお墓がある市区町村の役所に提出し、発行された「改葬許可証」を改葬先の墓地・霊園の管理者や納骨堂などに提出します。

  6. STEP

    遺骨を取り出す

    お墓を移動、撤去する際は、住職や僧侶による魂抜きという供養を行います。

  7. STEP

    納骨をし、開眼供養をする

    新たなお墓に納骨し、開眼供養を行い、改葬は終了です。