葬祭プランナーに
なるには

COLUMN

葬祭プランナーのキャリアプランと将来像

この先どんな道が開ける?葬祭プランナーのキャリアプランと将来像

「葬儀の仕事に興味はあるけれど、将来どのようにキャリアを積んでいくのだろう?」と疑問に思う方もいるかもしれません。葬祭プランナーの仕事は、単に式を運営するだけではありません。経験を重ねるごとに専門性を高め、チームを支えるリーダーへと成長していく道が広がっています。今回は、入社後のステップアップや職位ごとの役割、そして中長期的なキャリアの描き方についてご紹介します。

ステップ1:先輩のサポートとマナーの習得

入社して最初に求められるのは、社会人としての基本と、葬儀の基礎知識の習得です。葬儀の現場では「第一印象」が信頼を左右するため、身だしなみや立ち居振る舞い、丁寧な言葉づかいといった礼儀作法を徹底して身につけます。
最初は先輩スタッフのサポート業務からスタートし、会場の設営や片付け、参列者のご案内などを通じて現場の空気に慣れていきます。まずはチームの一員として、正確に動けること、そして報告・連絡・相談を適切に行えるようになることが、次のステップへ進むための要件となります。

ステップ2:担当者として式をプランニング

基礎が身についたら、ご遺族の担当者(メイン担当)として、打ち合わせから当日の施行までを任されるようになります。ここでは、ご遺族の想いを汲み取り、故人様らしさを表現する「提案力」や「演出力」が求められます。
また、式の司会進行を務めることも重要な役割の一つです。会場の状況を見ながら、適切な「間」や「声のトーン」で場を整え、滞りなく式を進めるスキルが必要になります。加えて、宗派ごとの式次第や作法を理解し、状況に応じて適切に対応できる知識とスキルも欠かせません。家族葬や一般葬、直葬など、多様化する葬儀形式ごとの特性を理解し、それぞれに合った対応ができるようになることで、プランナーとしての信頼を得ていきます。

ステップ3:後輩の育成とチームマネジメント

一通りの業務を一人で完結できるようになると、次はチーム全体を見る役割へとステップアップします。葬儀は一人で行うものではなく、多くのスタッフと協力してつくり上げるものです。そのため、自身の業務だけでなく、新人スタッフへの指導や教育を担うことも、重要なキャリアの一部になります。
現場の責任者として、当日のスタッフの動きを指示したり、トラブルを未然に防ぐための判断を行ったりするなど、マネジメント能力が求められます。また、ご遺族の深い悲しみに寄り添う「グリーフケア」の視点をチーム全体に浸透させ、質の高いサービスを提供できる体制をつくることも、リーダー層の大切な役割です。

専門性を極めるか、管理職を目指すか

キャリアを重ねた先には、現場のプロフェッショナルとして道を極める選択肢もあれば、管理職として店舗運営や組織づくりに携わる道も開けています。近年では、労働時間の管理やシフト制の整備が進み、無理なく働き続けられる環境づくりも行われています。ライフステージの変化に合わせて働き方を調整しながら、長く経験を活かせるのも、この仕事の魅力です。

まとめ

葬祭プランナーのキャリアは、マナーや基礎知識の習得から始まり、担当者としての自立、そして後輩育成やチーム運営を担うリーダーへと、段階的に広がっていきます。その過程で培われる「聞く力」「提案力」「マネジメント力」は、一生モノのスキルです。着実に経験を積み重ね、あなたらしいキャリアプランを描いてみてください。