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命と向き合う葬儀社が伝えるべきこと―命の授業

2023年2月、愛知県蒲郡市にある「蒲郡西部小学校」で当社冨安による「命の授業」を開催させていただきました。

今回お邪魔した蒲郡西部小学校の歴史は、なんと明治時代初期に遡ります。そんな由緒ある小学校の現在の児童数は総勢57名(2023年度4月時点)。「市内でダントツ小さい学校ですが、みんなで力を合わせて一番あったかい学校をめざします!」という学校通信の言葉通り、アットホームな雰囲気の中、子どもたちがのびのび過ごしています。

今回の講演は、校長先生たってのご依頼。「かけがえのない命を大切にすることを子どもたちに伝えてほしい」というのがご依頼の理由でした。講演会には、1年生から6年生の全校児童と、先生、聴講を希望する保護者の方にご参加いただきました。満面の笑みで登壇した冨安が、子どもたちに語りかけます。「ありがとう」の言葉の意味を知っていますか?ありがとうは、有難い(なかなか無い)から来ているんだよ。ありがとうの反対は「当たり前」。毎日お母さんやお父さん、家族の人たちが君たちのためにやってくれていることを「当たり前」だと思ってませんか?当たり前だと思っていたら、本当の感謝の気持ちなんか出てこないよね。」「君たちの命がどれだけの人によって作られたものか、分かるかな?お父さん、お母さんから一つ遡ると、おじいちゃん・おばあちゃんで4人になるね、そうやって10世代遡るとなんと2048人のご先祖様が君たちの命が生まれることに関わっていることになる。このうち、一人でも欠けたら、今の君たちはいないんだよ。そして、君がいなくなったら、この先につながる命はなくなってしまうんだよ。そう考えたら、君の命は君だけのものじゃないんだよ。」自分の想いが届くようにと願いながら、子どもたちに語りかける冨安の言葉は力強く、そして熱いものとなりました。

講演終了後、児童の寄せてくれたコメントには、「ありがとうの反対の言葉なんて考えたこともなかった。反対の言葉が当たり前だと初めて知った。」「命がつながれてきたことは奇跡なんだと思う。」といった感想が見られました。また、「CMで観ている冨安さんに会えて嬉しかった」というかわいらしい意見にほっこりしてしまいました。

蒲郡西部小学校の皆さん、貴重な機会を与えていただき本当にありがとうございます。これからも、子どもたち全員がどうか元気に育っていきますように!