COLUMN
近年、さまざまな業界でAIやDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでおり、こうした不安を抱く方も少なくありません。
結論から言うと、AIやDXによって葬儀業界や葬祭プランナーの仕事がなくなる可能性は低いと考えられています。
というのも、葬儀業界は今でも「人」が中心となる仕事だからです。
葬儀業界には、紙の書類や電話対応が多いアナログなイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際には、近年ではAIやDXの活用が進み、業務の効率化やサービス向上に取り組む企業も増えています。
では、AIやDXによって葬祭プランナーの仕事はどのように変わっていくのでしょうか。
これまで葬儀業界では、多くの業務が紙や電話を中心に行われてきました。
近年ではさまざまなデジタル技術が導入され、業務やサービスのあり方が大きく変化しています。
例えば、
・オンライン訃報サービス
・CRM(顧客情報管理システム)による顧客データの一元管理
・OCR(文字認識技術)を活用した申込書や各種書類のデータ化
・AIチャットボットによる問い合わせ対応
・クラウドシステムを活用した情報共有や業務管理
など、さまざまな場面でDXが進んでいます。
これまで手作業で行っていた業務をデジタル化することで、業務効率やお客様の利便性が向上しています。
さらにWEB相談や葬儀配信サービスなども広がり、遠方に住むご家族や参列者とのつながり方も変化しています。
こうしたDXの目的は、単に業務を楽にすることではありません。
葬祭プランナーをはじめ葬儀社スタッフが事務処理に追われる時間を減らし、ご遺族の想いに寄り添う時間を増やすことにあります。
AIは葬祭プランナーに代わって葬儀を行うことはできません。
しかし、日々の業務を支えるさまざまな場面で活用が進んでいます。
例えば、次のような業務です。
葬儀の申し込み情報や各種書類の作成は、多くの時間を要する業務の一つです。
AIやOCR(文字認識技術)を活用することで、紙の書類をデータ化し、入力作業の効率化や入力ミスの削減につなげています。
AIが顧客役となり、さまざまなケースを想定したロールプレイングを繰り返し行うことで、実際のお客様対応に必要な提案力やコミュニケーション力を磨くことができます。
SEO(検索エンジン最適化)、SNS運用などの分野でAIが活用されています。
必要な情報をより多くの方に届けるためのデジタルマーケティングにも活用の幅が広がっています。
一方で、AIが発達しても簡単には代替できない仕事があります。
それが、「人に寄り添うこと」です。
葬儀は人生で何度も経験するものではありません。
大切な人を亡くした直後のご遺族は、不安や悲しみの中にいます。
そんな時に必要なのは、
・ご遺族の想いを聞くこと
・故人様らしさを理解すること
・気持ちに寄り添いながら提案すること
・安心してお任せいただける信頼関係を築くこと
です。
どれだけAIが進化しても、ご遺族の表情や声の変化から気持ちをくみ取り、その故人様らしいお別れの形を一緒に考えることは人だからこそできる仕事です。
AIやDXの普及によって、葬儀業界でも業務効率化やサービス向上が進んでいます。
実際に、CRM(顧客情報管理システム)やOCR(文字認識技術)、AIチャットボットなどの導入によって、これまで多くの時間を要していた事務作業や情報管理の効率化が進んでいます。
また、人材育成やマーケティングなどの分野でもAIの活用が広がり、葬祭プランナーを支える新たなツールとして活用されています。
一方で、ご遺族の想いに寄り添い、故人様らしいお別れの場を創ることはAIにはできません。
AIやDXは、葬祭プランナーの仕事を奪うものではなく、その役割を支える技術として活用されていくでしょう。
