納骨について 葬儀後について「喪主・ご遺族の方」 葬儀のことならティア 葬儀・葬式の知識 喪主・ご遺族の方 葬儀後について 納骨について 公開日:2019年7月31日 更新日:2024年6月27日 1. 納骨の時期 墓地埋葬法において納骨の時期に関する規定はなく、いつでも良いことになっていますが、一般的に忌明法要、一周忌法要などの節目に納骨されます。 通常、お墓がない場合も一周忌を目安にお墓を用意して納骨しますが、気持ちの整理がつかなかったり、お墓が決まらないなどの理由で、数年間ご自宅にご安置する方もいらっしゃいます。寺院(宗教者)や葬儀社に相談し、ご自身やご家族が納得するタイミングで納骨されることが大切です。 納骨する際には、埋葬許可証が必要になりますので、無くさないように骨箱に入れておくことをお勧めします。 2. 納骨の場所 納骨場所については、お墓や納骨堂、お寺の合祀墓、海や山への散骨、手元供養など多様化してきております。お墓を建てても将来的に守る者がいない場合は、永代供養墓を検討されると良いでしょう。 永代供養墓 永代供養墓とは、将来的に墓地の継承者や供養をする人がいなくなった場合でも、無縁仏となることなく、お墓の持ち主に代わり寺院や霊園の管理者が永代に渡って供養してくれるお墓のことです。つまり、「永代に渡って供養をする」というサービスが付いたお墓のことを言います。 永代供養墓は、従来のお墓ではカバーできない人たちの受け皿となる新しいお墓のスタイルとして、年々需要が増えてきています。 単身者やお子様がいないご夫婦はもちろん、お子様がいる場合でも「子供にお墓のことで面倒をかけたくない」「子供が遠方にいるので、お墓の面倒をみてくれるか心配」と考える方も少なくありません。永代供養墓を必要とする人は、さまざまな理由から永代供養墓を選択しています。 永代供養墓のメリット/デメリット メリット 永代に渡り供養と管理をしてくれるため、お墓を管理する必要がない。 お墓を建てるよりも、墓石代などがかからないため費用を安く抑えることができる。 最初に一式の料金を払えば、その後、お布施や寄付金などがかからない。 デメリット 年間管理費がかかる場合がある。 合祀墓の場合は他の人のご遺骨と一緒になるため、あとから取り出すことができない。 個別の永代供養墓でも、33回忌のあとに合祀墓にご遺骨を移動される場合がある。 納骨堂 主に室内にある棚式やロッカー式のお墓のことを指します。一般的に、建物の中に設置された個別のロッカーの中にご遺骨を納める形が多く見られます。 納骨堂の形態 棚式 棚にご遺骨を安置するシンプルな「棚式」 ロッカー式 個々のスペースに扉が付いている「ロッカー式」 墓石形式 墓石を模したものを屋内に取り入れた「墓石形式」 仏壇型 位牌を飾り、供え物を捧げる上壇とご遺骨を収蔵する下壇に分かれる「仏壇型」 納骨できるご遺骨の数に合わせて、一人用、二人用、家族用などがあります。 また、他の方のご遺骨と合祀される「合同納骨堂」もあります。 33回忌(または50回忌)まで安置したあとに合祀する形式もあり、預かり期間や管理方法や供養方法は施設によってさまざまです。しっかりと調べ、納得した上で購入することをお勧めします。 納骨堂のメリット/デメリット メリット ご遺骨を移動したいとき、墓石がないため移動しやすい。 お墓を建てるよりも、墓石代などがかからないため費用を安く抑えることができる。 日常の掃除は納骨堂の管理者が行ってくれる。 屋内にあり、冷暖房が完備されているなど、快適にお参りができる。 デメリット 室内のため、大人数でのお墓参りが難しい場合ある。 年間管理費がかかる場合がある。 樹木葬 屋外型の墓地で、シンボルツリーを植えてその周辺に納骨する、または墓碑の代わりに樹木を植える形式があります。 樹木葬のメリット/デメリット メリット お墓を建てるよりも、墓石代などがかからないため費用を安く抑えることができる。 永代に渡り供養と管理をしてくれるため、お墓を管理する必要がない。 デメリット 一度埋葬してしまうと、あとからご遺骨を取り出せないことがある。 散骨 海や山への散骨は問題ないかという質問をよく受けますが、墓地埋葬法によると“ご遺骨の埋葬はお墓と指定された場所以外にしてはいけない”とあります。 しかし1948年に制定された墓地埋葬法において、海や山への散骨までは想定しておらず、散骨を禁ずるとも書かれていないため、法令違反には当たりません。 法務省は1991年、散骨について“節度を持って行う限り、法的な問題はない”という見解を発表しています。人に迷惑をかけずに、自然を大切にするという基本的なマナーを守ることが大切です。 粉骨することが必要 散骨は埋葬行為ではありませんので、許可や申請は必要ありませんが、ご遺骨を粉状にする「粉骨」が必要になります。 ご遺骨をそのままの姿で散骨すると、事件として刑法に触れることになります。 散骨のメリット メリット お墓などを建てないため費用を安く抑えることができる。 思い立ったときにすぐに行動できる。 故人との思い出の場所などの旅行に行きながら散骨することができる。 デメリット 一度埋葬してしまうと、あとからご遺骨を取り出せないことがある。 散骨する量についてはご遺骨のすべてを散骨する場合と、一部を残す場合があります。 万一、あとになって納骨する必要が出てきたときなどのために、ご遺骨を少しだけ残しておくことをお勧めいたします。 特に、愛する人のご遺骨を全部散骨してしまうと、あとで寂しい気持ちになってしまうことがあります。少し残して、ペンダントやご遺骨入れなどに入れる手元供養(てもとくよう)にすることもできます。 ティアの場合 海への散骨は、ティアでも手配できますので、ご興味のある方はご相談ください。ティアの散骨 手元供養(てもとくよう) 故人のご遺骨を供養の対象としたもので、自宅供養(じたくくよう)とも言います。 一般的な納骨の代わり、或いは納骨を行った上で、ご遺骨を自宅など身近に置いて故人を偲び、供養することを言います。 手元供養品には、ご遺骨の扱い方で加工型と納骨型があります。 加工型の一例としては、ご遺骨を人工宝石に加工する事で、ネックレスやリング等のジュエリーとして身に付ける事が出来ます。 納骨型としては、地蔵の焼き物、石製(庵治石など)のオブジェや竹製、金属製のペンダント、ご遺骨入れなどがあり、供養する側の好みでお選びいただけます。 ティアの場合 手元供養に興味のある方はティアまでご相談下さい。。 0120-549450 受付時間10:00~17:00 監修:ティアアカデミー セレモニーディレクターを育成する組織として、入社する社員の教育や入社後の研修を実施。葬祭ディレクター技能審査(厚生労働省認定) 1級葬祭ディレクターの資格を持つ講師も在籍。独自の資格制度である「ティア検定」を創設し、毎年数百名の葬祭ディレクターの審査を実施している。 ティアアカデミーについて 葬儀後について トップへ戻る 遺品の整理