家族葬でのマナー 「家族葬について」 葬儀のことならティア 葬儀・葬式の知識 家族葬について 家族葬でのマナー 公開日:2021年3月31日 更新日:2022年3月1日 家族葬のマナーを立場別に解説 参列の判断や連絡、服装、香典などマナーを徹底網羅 家族葬のマナーは一般葬と異なる部分があるだけでなく、立場によっても確認するポイントは変わります。このページでは家族葬のマナーについて、喪主・参列者・参列しない方に分けて解説していきます。家族葬での香典マナーなど気になる情報も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。 【立場別】家族葬でのマナー一覧 喪主 参列者をどこまで呼ぶか 葬儀のお知らせ 香典 服装 参列者 葬儀のお知らせ 服装 香典・供花・供物 お悔やみの言葉 会食 参列しない方 お悔やみの電話 香典・供花・供物・弔電 葬儀後の弔問 上記の表では家族葬のマナーを立場別に分けました。気になる項目をクリックしていただくと、該当箇所をご覧いただけます。 家族葬では、立場によって気を付けるべきマナーが変わりますので、注意が必要です。それぞれの項目について詳しくみていきましょう。 参列すべきか不明な場合 家族葬でおこなう旨の記載なし 家族葬でおこなう旨の記載あり お知らせあり 参列 参列しない お知らせなし 参列しない 訃報を受けた際に家族葬でおこなう旨があれば、遺族と親族以外は参列を控えるようにしましょう。 どんなに参列の意思があっても、喪主の意向に従うのがマナーです。どうしても参列し弔意を示したい場合は喪主に確認してみましょう。 家族葬の喪主側のマナー 参列者をどこまで呼ぶかについてのマナー 葬儀のお知らせに関するマナー 香典のマナー 服装のマナー 家族葬における喪主のマナーについて、確認すべきことを上記にまとめています。葬儀全体の一般的なマナーについては、以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。 葬儀の一般的なマナーについてはこちら それでは、家族葬の喪主側のマナーから詳しく見ていきましょう。 参列者をどこまで呼ぶかについてのマナー 家族葬において喪主が参列者をどこまで呼ぶかについては、明確なルールはありません。 基本的に家族葬では故人と近しい親族を呼びますが、故人との関係性を考えたうえで生前親しかった友人や会社関係者を呼ぶこともあります。家族葬において参列者をどこまで呼ぶかは、故人や喪主の考えが尊重されます。 もし参列者をどこまで呼ぶかについて迷った場合、以下の記事もご一読ください。 参列者をどこまで呼ぶかについての詳細はこちら 葬儀のお知らせに関するマナー 葬儀のお知らせをする際、以下の2点の連絡が漏れていないかしっかり確認しましょう。 家族葬であること 香典・供花・供物を辞退するかどうか また家族葬のお知らせは、状況によって記載内容を変える場合もあるので注意が必要です。特に参列をお断りする方へ連絡する場合、家族葬の日時や場所は伝えない場合もあります。 こちらの対応については、遺族や葬儀社に相談し事前に確認しておきましょう。 家族葬にお呼びする方 日時と場所を伝える 家族葬にお呼びしない方 家族葬を執り行う旨を明記 また故人の近隣に住んでいる方へ告知する際は、町内会や自治会を通して行いましょう。加えて故人が生前会社に所属していた場合は、直属の上司か総務部などの担当部署へも一報を入れます。 香典のマナー 家族葬では、香典を辞退することもあります。その際に香典辞退の連絡がしっかり周知されていないと、参列者が戸惑ってしまうこともあります。 香典辞退をする場合は、お知らせに明記するなどはっきりと伝えることを忘れないようにしましょう。 もし、「どうしても」と香典を出される方がいた場合は、受け取る方、受け取らない方の差がでないよう事前に対応を決めておきましょう。 香典は弔意でもあるため、尊重する(受け取る)ことも選択肢のひとつです。 家族葬の香典については以下の記事でも解説しています。気になる方はこちらもご確認ください。 家族葬での香典マナーの詳細はこちら 服装のマナー 家族葬の服装マナーは基本的に一般葬と変わりありません。喪主および故人から近しい親族の場合は「正喪服(せいもふく)」と呼ばれる服装が基本になるため、以下の服装を参考にしてみてください。 正喪服 男性 ブラックフォーマルに黒のネクタイ。黒のモーニング。和装の場合は紋付羽織袴。袴の紐は十字結び、羽織紐や草履の鼻緒の色は黒にします。 女性 ブラックフォーマルのワンピースやアンサンブル。 和装の場合は染め抜き日向紋を五つ付けた黒無地の着物に黒帯。 家族葬における細かな服装のマナーについては、こちらの記事で紹介しています。気になる方はあわせてご確認ください。 家族葬での服装に関するマナーの詳細はこちら 家族葬に参列する方のマナー 家族葬のお知らせに関するマナー 服装に関するマナー 香典・供花・供物に関するマナー お悔やみの言葉に関するマナー 会食に関するマナー 家族葬に参列する方のマナーを、表にまとめました。 それぞれについて詳しく見ていきましょう。 家族葬のお知らせに関するマナー 家族葬のお知らせを頂いた場合は、葬儀に関して他の方へ口外しないのがマナーです。 家族葬が行われる前にしゃべってしまうと予期せぬ参列が発生する可能性もあり、喪主に迷惑がかかってしまいます。 また家族葬が執り行われた後も、喪主側の報告があるまでは他言しないようにしましょう。 参列者の服装に関するマナー 家族葬の参列者は「準喪服(じゅんもふく)」か「略喪服(りゃくもふく)」などのブラックフォーマルが基本の服装です。 それぞれを男女別にまとめていますので、服装選びの参考にしてみてください。 準喪服 男性 ブラックスーツと黒ネクタイ。光沢が無いもの。 女性 黒か濃紺のワンピースやアンサンブル。黒か濃紺のスーツ。 光沢が無く、肌を露出しないもの。 略喪服 男性 ダークグレーか紺のスーツに黒のネクタイ。無地またはそれに近く、光沢が無いもの。 女性 黒か濃紺のワンピースやアンサンブル。スーツ。 多少の織り柄は可。 家族葬参列者の服装については、以下の記事でより詳しく紹介しています。気になる方はこちらも参考にしてみてください。 家族葬の服装に関するマナーの詳細はこちら 香典・供花・供物に関するマナー 家族葬では、香典辞退される方もいます。いただいた家族葬のお知らせの中に、香典や供花・供物を辞退する記載があるかよく確認しましょう。 家族葬の香典などに関するマナーは、以下の記事でも紹介しています。心配な方は、あわせてご覧ください。 家族葬の香典に関するマナーの詳細はこちら お悔やみの言葉に関するマナー 一般葬でお悔やみの言葉を述べるタイミングは、受付での記帳時が一般的です。ただ参列者の対応に追われることの少ない家族葬では、喪主に直接声をかけるのもいいでしょう。 お悔やみの言葉は簡潔に伝えます。「このたびは、ご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます」など難しく考えず、一般的な言葉をかけるようにしましょう。 会食に関するマナー 家族葬であっても、葬儀後の会食に誘われた際はなるべく出席しましょう。ただし長居は避けましょう。 家族葬に参列しない方のマナー お悔やみの電話に関するマナー 香典・供花・供物・弔電のマナー 葬儀後の弔問マナー 家族葬に参列しない場合は、お悔やみの電話や香典などのマナーは特に気を付けなければいけません。気を付けたいポイントは主に上記の3つです。それぞれのマナーについてくわしくみていきましょう。 お悔やみの電話に関するマナー 家族葬に参列しない場合、どうしても弔意を示そうと電話をしてしまいがちですが、喪主は多忙です。訃報の連絡を受け取った直後や通夜・告別式の当日は電話を控えましょう。 どうしても電話をかけたい場合は家族葬の後など、遺族の状況に配慮して行うのがマナーです。 香典・供花・供物・弔電のマナー 香典 供花 供物 弔電 要確認 要確認 要確認 可 家族葬の連絡を受けたら、香典や供花、供物の辞退について明記されているか確認しましょう。もし辞退しているのに香典や供花、供物を送ってしまうと、喪主側で対応することが増え、故人との時間を奪ってしまう可能性もあるためです。 弔電については送ってもよいとされています。 葬儀後の弔問マナー 家族葬の後にご自宅へ弔問していいかどうかは、喪主次第です。喪主がゆっくりと故人を偲ぶ時間を望んでいることもあるため、弔問していいかどうかは必ず事前に確認しましょう。 弔問は家族葬が終わってから1週間程度経った後、四十九日より前にするのが一般的です。 お互いを思いやり、納得のいく家族葬をおこないましょう 家族葬は一般葬とマナーが異なる部分も多々あります。 立場によっても気を付けるべきマナーが変わりますが、喪主や参列者に関わらず大切なのは、相手の立場に立って思いやりのある対応をすることです。 もし家族葬のマナーに関して不安やご不明点があれば、遠慮なくティアへご相談ください。一般葬だけでなく、家族葬にも豊富な経験をもつスタッフが24時間365日あなたをサポートいたします。 家族葬に関するお問い合わせ・相談はこちら 監修:ティアアカデミー セレモニーディレクターを育成する組織として、入社する社員の教育や入社後の研修を実施。葬祭ディレクター技能審査(厚生労働省認定) 1級葬祭ディレクターの資格を持つ講師も在籍。独自の資格制度である「ティア検定」を創設し、毎年数百名の葬祭ディレクターの審査を実施している。 ティアアカデミーについて 家族葬専用ホール 施設一覧