法事・法要の服装

「法事・法要」

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施主側、参列者側ともに厳密な決まりはありませんが、以下の服装が一般的です。

1. 施主側の服装

男女共に、三回忌(満2年)までは準喪服を着たほうが良いでしょう。年月が経つにつれて喪の色を薄くしていき、黒からグレーや紺など地味な色にしていきます。
七回忌以降は、略式喪服で構いませんが、参列者よりも軽い服装にならないように配慮しましょう。

2. 参列者の服装

一般的に、親族以外の参列者は略式礼服を着用します。
七回忌以降は平服で構いませんが、ラフな服装は避けたほうが無難でしょう。

3. 子供の服装

制服がある場合は制服を着ましょう。無い場合は紺やグレーなどの服で、靴は黒か地味な色にします。

男児
ブレザー、ズボンに白無地のシャツ。
女児
ワンピース。色柄や花柄などの派手な模様、リボンやフリルなどの装飾品がついた服は避けた方が無難でしょう。

4. 喪服の種類一例

正喪服

正喪服は葬儀の際に、喪主をはじめご遺族やご親族だけが着用する第一礼服です。男性の洋装の場合はモーニングコート、お通夜の際には黒の上下のスーツとなります。女性の和装の場合は、黒無地染め抜き五つ紋が本来の形です。洋装の場合は、ワンピースやアンサンブルで代用しても構いません。
しかし、最近では大型の社葬などを除いて、正喪服を着られる方はほとんど見られません。

準喪服

準喪服はお通夜から葬儀・告別式、四十九日、一周忌など、どのような場面でも着用できる万能の礼服です。男性は一般的に用いられるブラックスーツで、シングルでもダブルでも構いません。女性の和装は無地紋付の染め抜き三つ紋または一つ紋、洋装では黒無地のワンピースやスーツです。

略喪服

略喪服を着用するのは、急なお通夜への参列や七回忌以降の法要に出席するときです。
男性は濃紺やダークグレーなどの無地のスーツを着用します。ネクタイ、靴下、靴は黒で統一しますが、間に合わない場合はグレーなど黒に近いものを準備しましょう。
女性は黒や紺、紫、グレーなど地味な色のワンピースやスーツとなります。どの場合も、襟元が開いていないこと、夏でも透けない素材で長袖であることが望ましいとされています。