年忌法要

「法事・法要」

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亡くなった日を命日と言い、一周忌以降、亡くなった月日のことを「 祥月命日 しょうつきめいにち ※」と言います。祥月命日しょうつきめいにちとは、故人が亡くなった月日のことです。たとえば故人が10月10日に亡くなった場合、毎年10月10日が祥月命日です。 年忌法要に当らない年でも年に一度の命日ですから、この日は家族そろってお墓参りをして、できるだけ仏壇の前に座りたいものです。

祥月命日に営む法要のうち、定められた年に行われる法要が、一般的に年忌法要となります。
亡くなった翌年の祥月命日のことを「一周忌」と言いますが、その次の命日は「二周忌」とは言わず「三回忌」となります。三回忌以降は亡くなった年を一とした数え方になるというわけです。以降、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌が行われます。五十回忌、百回忌が行われることもあります。また、二十三回忌と二十七回忌を合わせて二十五回忌を行う地域もあります。
一般的には、三十三回忌もしくは五十回忌を最終の年忌法要とするケースが多く、これを「弔い上げとむらいあげ」と言います。

一周忌 命日から満1年目
三回忌 命日から満2年目
七回忌 命日から満6年目
十三回忌 命日から満12年目
十七回忌 命日から満16年目
二十三回忌 命日から満22年目
二十七回忌 命日から満26年目
三十三回忌 命日から満32年目
三十七回忌 命日から36年目
四十三回忌 命日から満42年目
四十七回忌 命日から満46年目
五十回忌 命日から満49年目
百回忌 命日から満99年目

年忌法要は親戚が集って内々に営まれることが多く見られますが、一周忌と三回忌は特に重要視してたくさんの人を招きます。故人と交流の深かった友人や知人を招いたり、地域の人々が集うこともあります。
法要は祥月命日の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合もあり、最近は週末に行うことが多いようです。法要の日をずらす場合は、遅れてはいけないとされています。祥月命日より早めに行うならば、何日でも構いません。

一周忌までが「喪中もちゅう」で、この日をもってが明けることになります。喪中に迎えた正月は、年賀状、年始挨拶、正月飾り、初詣などの正月行事は控えます。

年忌法要が重なるとき

一年の間に二つ以上の年忌法要が重なったときは、回忌の近い他の故人と一緒に法事を行うこともあります。これを「併修へいしゅう」もしくは「合斎がっさい」といいます。併修を行うときは、回忌の数が少ないほうの祥月命日にあわせることが多いようですが、最近は季節柄や交通事情(交通機関の割引設定日)などを考慮して行う人も増えてきました。
ただし、七回忌くらいまでは併修は避けたほうがよいでしょう。