初七日〜忌明法要 「法事・法要」 葬儀のことならティア 葬儀の知識 法事・法要 初七日〜忌明法要 公開日:2019年8月1日 更新日:2019年8月1日 1. 忌明法要まで(初七日~四十九日まで) 仏教では没後7日ごとに法事を営む事を「忌日(きび)法要」と言い、亡くなった人を供養します。これを「中陰の七仏事」とし、初七日にはじまり、二七日(ふたなのか)、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)……と続き、七七日(なななのか)にあたる没後四十九日をもって忌明けになります。ただし、中には没後三十五日を忌明けとする寺院もあります。日数の数え方は、亡くなった日を含めて数えるのが一般的です。 忌日法要 中陰・忌中 初七日(しょなのか) 命日も含めて7日目 二七日 ( ふたなのか ) 命日も含めて14日目 三七日 ( みなのか ) 命日も含めて21日目 四七日 ( よなのか ) 命日も含めて28日目 五七日 ( いつなのか ) / 三十五日 ( さんじゅうごにち ) 命日も含めて35日目 六七日 ( むなのか ) 命日も含めて42日目 満中陰(忌明) 七七日 ( なななのか ) / 四十九日 ( しじゅうくにち ) 命日も含めて49日目 忌明後 百カ日 ( ひゃっかにち ) 命日も含めて100日目 四十九日までのご遺族の心得 葬儀のあと、遺骨、遺影写真、白木のお位牌を安置するための後飾り祭壇一式(中陰壇)を設けます。仏教では、四十九日までは故人があの世とこの世をさまよっているとされており、この49日間を「中陰(ちゅういん)」と呼びます。中陰の49日間、家族は後飾り祭壇一式(中陰壇)の前に座り、故人が極楽浄土に行けるように供養します。また浄土真宗及び真宗各派では、阿弥陀様の本願によりご臨終とともに浄土に往生しているとの教えから、追善のための供養ではなく、故人の遺徳を偲ぶ仏縁の機会とされます。 7日ごとの法要が無理な場合でも、この期間は中陰壇の前にできるだけ座り、お線香をあげ手を合わせてお参りしたいものです。 一般には四十九日までが「忌中(きちゅう)」で、この期間は結婚式などのお祝いごとへの出席や、神社への参拝は控えるようにします。 2. 忌明法要(四十九日以降) 四十九日は、初七日から七日ごとに受けたお裁きにより来世の行き先が決まる最も重要な日で、「満中陰(まんちゅういん)」と呼ばれます。故人の成仏を願い極楽浄土に行けるように、ご遺族やご親族の他、故人と縁の深かった方々を招いて法要を営みます。 そして、この日をもって「忌明け(きあけ)」となるので、法要後は忌明けの会食を開きます。 法要は「忌日(きび)」の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合もあり、最近は週末に行うことが多いようです。法要の日をずらす場合は、遅れてはいけないとされています。忌日より早めに行うならば、何日でも構いません。 四十九日は、それまで喪に服していたご遺族が、日常生活に戻る日でもあります。 四十九日の三月(みつき)越し 「死終苦(四十九)労が身に付く(三月につく)」。「死終苦(しじゅうく)」と「身付き(みつき)」の語呂合わせの中で、四十九日は3ヵ月にわたってはいけないと言われています。迷信だと思いつつも早めに切り上げて、三十五日法要を行われる方もいらっしゃいます。しかし49日間はしっかり供養したいものです。 百カ日(ひゃっかにち) 百カ日(ひゃっかにち)は、亡くなった命日から数えて100日目の法要です。 「卒哭忌(そつこくき)」とも言われ、泣くことをやめ悲しみに区切りをつける日で、ご遺族やご親族などの身内で法要を営むことが多いです。 法事・法要 トップへ戻る 法要について 法事・法要の準備