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SBSA東海大会に登壇!~高校生と考えるティアの社会的役割~

11月11日、「第4回サステナブル・ブランド国際会議 学生招待プログラム StudentAmbassador東海大会」が名城大学ナゴヤドーム前キャンパスにおいて開催されました。サステナブル・ブランド国際会議とは、サステナブル・ブランドジャパンが主催する、国や職種、職業の垣根を越えて5,000人以上が共通のテーマでディスカッションするイベント。このイベントには高校生の立場から参加して意見を発表するプログラム「Student Ambassadorプログラム」が設けられています。この度の「第4回サステナブル・ブランド国際会議 学生招待プログラム StudentAmbassador 東海大会」は、このプログラムに参加する生徒の選考に向けた事前学習の場として開催されました。

今回参加したのは愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の高校から計21校、130名の生徒と各校の先生方。イベントにはティアを含む計3社の企業が参加しました。参加した生徒は3つのグループに分かれ、各企業の取り組みについての講演を聞いた後に設けられたテーマでディスカッションを行いグループで発表する、という流れで進行しました。講演には当社冨安が登壇し、『教育』をキーワードに自分の考える教育のあり方、学校教育だけでは得られない人生において学ぶべきことについて熱く語りました。その上で、人の命に向き合ってきた自分自身の経験から、人の命は有限でありそれがいつ終わるともしれないことや、だからこそ「今」を、そして自分や周りの人の「命」を大事にすることの大切さについて生徒たちに語りかけました。また、今後、ティアは葬儀業のみならず「トータル・ライフ・デザイン企業」として生活支援サービスへの参入など新たな分野に取り組んでいくことで、日本の抱える社会課題の更なる解決にも取り組んでいくことを表明しました。

実は、この講演内容は事前に準備したものとは少し異なるもの。今回参加してくれたキラキラと輝く生徒たちの姿を見ているうちに冨安としてどうしても話したいことが湧いて出てきた結果、準備した資料の内容とはやや異なったパッションにあふれた講演となりました。今回のイベントはSDGsという大きなテーマがありましたが、その根底には「今生きていることを当たり前と思わず、全ての命を大切にする。」という、人として最も大切にしてほしいことがあることを冨安ならではの言葉で伝える場となりました。

講演後に行われたグループディスカッションのテーマは、「高齢者社会を支えるために、ティアが地域社会に貢献できることを考えてみよう」という難易度の高いもの。様々な高校から集まってきた生徒たちが5~6名ほどのグループとなり、この課題に取り組みました。各グループでアイデアを出し合い、その考えを一枚の模造紙にまとめていく過程では、白熱して全員が立ち上がり話し合うグループが続出!活気あふれる場となりました。各グループが発表してくれた内容の中には、高齢化社会における孤独死や介護の問題にも言及しながら、ティアとしてどのようなことが考えられるかを若者ならではの視点で提案してもらいました。高齢者と若年層が交流する世代交流の場の創造や、世代間の互助の仕組みづくり、若年層に「命」について深く考えるきっかけを作る場の創出など、様々な角度からアイデアが出されました。若い世代の感性から出てくるアイデアはどれも興味深く、ティアとしても非常に参考になりました。あるグループは「世代間交流を深め、様々な習慣や風習などを世代を超えて繋げていくことで、それを守ってきた人の命が終わっても習慣や風習などの命は途絶えることなく続いていく。」というコメントを残し、まさにサステナブルな考え方だと感動した次第です。

今回イベントに参加してくれた生徒たちはまさにZ世代。サステナビリティという共通のテーマで一堂に会し、高校という枠を越えて話し合う姿はとても頼もしく感じました。様々な形で多様な人々と関わりの持てるこの時代に様々な経験をしながら豊かに育ってほしいと、親のように思ってしまいました。イベントを通じ、子どもたちがこれから生きていく環境、社会が持続的に健全であることを改めて願う機会となりました。参加してくれた皆さん、本当にありがとうございました!