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障がい者アートとコラボしたアップサイクルキャンドルを初販売!

この度ティアは、障がいがある方が描かれたアート「アール・ブリュット」とコラボレーションした、アップサイクルキャンドルを販売いたします。これまでもティアでは、通夜や葬儀で使用したロウソクを再利用し、廃棄物を減らす取り組みを続けてまいりました。今回はその想いをさらに広げ、アール・ブリュット(障がい者アート)と企業をつなぐことで、障がい者が経済活動に参加できるように支援をされている「Sketchglam」さんのご紹介によりご縁をいただいた「yuiko」さんと「CHABI」さん、2人のアーティストとコラボレーションし、廃棄ロウソクを100%再利用したアップサイクルキャンドルを制作しました。制作には、ティアのワークサポート課のスタッフも携わり、一つひとつ心を込めて仕上げています。ワークサポート課では、障がいのあるスタッフがそれぞれの得意なことを活かしながら働いており、今回のキャンドル制作でも、丁寧な手作業と温かい気持ちを込めて作っています。初販売は、20251025日(土)26日(日)に愛知県のモリコロパークで開催される「東海エコフェスタ」を予定しております。ぜひ、会場に足をお運びください。お待ちしております!

廃棄ロウソクから生まれる新たな灯り
通夜・葬儀では、さまざまな種類のロウソクを使用しますが、そのほとんどは使い切ることが難しく、使用済みのロウソクがたくさん残ってしまいます。今回販売するアップサイクルキャンドルは、そのような使用済みのロウソクをティアの会館から回収し、一度溶かしてススや汚れを丁寧に取り除いたうえで、染料と香りを加えて新たに生まれ変わらせたものです。キャンドルの蓋には、yuikoさんの「カラフルキリン」とCHABIさんの「ボタニカルハチドリ」の作品を使用しています。

障がいのある方の自立支援につながる取り組み
商品の売上の一部は、作家ご本人に還元され、障がいのある方の経済的な自立支援にもつながります。障がいがある方の中には、一般的な雇用関係を結ぶことが難しく、「作業を行った対価」として工賃を受け取る働き方をされている方が多くいらっしゃいます。そのため、最低賃金が適用されず、収入はどうしても低くなりがちです。厚生労働省の調査によると、就労継続支援B型事業所で働く方の平均工賃は、月額17,031円、時給にすると243円にとどまります(令和4年度厚生労働省調査)。この数字からも分かるように、障がいのある方が自分の力だけで生活を成り立たせるのは簡単なことではありません。今回のアップサイクルキャンドルの取り組みは、単に"ものを販売する"のではなく、経済的な自立が難しい状況にある方の力になることを目指しています。小さな一歩ではありますが、障がいのある方が「自分の力で選び、働き、暮らしていく」ための後押しとなることを願っています。また、皆さまに商品を手に取っていただくことが、作家の創作活動を支える直接的な応援になります。さらに、商品の売上は、病気や災害などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が働けない家庭の子どもたちを支援する「あしなが育英会」へ寄付する予定です。アップサイクルの循環を通して、より多くの方の未来を照らす一助になれば幸いです。ぜひ、当日はお気軽に会場へとお立ち寄りください。

商品情報
・大サイズ(700円):作品名「カラフルキリン」/ yuikoさん
・小サイズ(500円):作品名「ボタニカルハチドリ」/ CHABIさん
どちらも蓋つきのため、防災用ロウソクとしてもお使いいただけます。また、アロマオイルを加えて制作しているため、リラックスタイムにもぴったりです。使い終わったあとも、素敵なアートの蓋をインテリアとしてお楽しみいただけます。