あしなが育英会への寄贈式を実施しました

2025年11月14日(金)に、「一般財団法人あしなが育英会」への寄付金贈呈式を行いました。あしなが育英会は、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどにより親が十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金や教育支援、心のケアを通じて支える民間非営利団体です。当社では、日々数多くの最期の場面に立ち会う中で、ある日突然、小さなお子さんを残して旅立たれる方もいらっしゃいました。「将来への不安を抱える子どもたちに、少しでも寄り添えることはないだろうか」という想いから、2024年より寄付という形で、あしなが育英会の活動を応援しています。
贈呈式には、あしなが育英会の支援を受ける大学生3名にもご出席いただきました。あしなが育英会には、「海外留学研修」というプログラムがあり、1年間海外で生活をしながら、ボランティア活動やインターシップなどを経験することで、国際性や多様性、広い視野を養うことができます。今回ご参加いただいた3名もこのプログラムを利用し、来年3月からウガンダなど海外の医療支援活動などに取り組む予定とのことでした。学生の方からは、「このような機会を通じて、自分たちを気にかけてくれる大人がいると実感できて嬉しいです。」という言葉をいただき、私たちも胸が温かくなりました。研修から帰国された際には、どのような経験をされ、何を感じたのか、そのお話を伺える日を楽しみにしています。
当社では、従業員同士が「ありがとう」を送り合う文化を育むため、「ありがとうカード」を活用しています。職場での小さな気づきや助け合いに対して感謝の気持ちを込めて贈るこのカードは、社員同士のつながりを深める大切な取り組みとなっており、29期は合計8,767通もの「ありがとう」が集まりました。この取り組みを社会にも還元できればと考え、昨年から送り合った「ありがとうカード」の数に応じ、あしなが育英会へ寄付を行っています。今回の寄贈式は、日々のコミュニケーションから生まれる「ありがとう」が、社員の絆を深めるだけでなく、社会で懸命に学び挑戦する若者を応援する力にもなっていることを、改めて実感できる機会となりました。
「ありがとうカード」による寄付活動は、今後も継続して実施する予定です。これからもこの取り組みを通じて、私たちの「ありがとう」が誰かの未来を少しでも明るく照らす一助になれるよう、社員一丸となって取り組んでまいります。